「…。そう?私はいつもと一緒だけど。」


力なく答えた。


「ねぇ、話していいよ?話して?いつも相談乗ってもらってるお礼に…」


「雨…降りそうだよ。帰ったら?」


遮るように言われた。


「え…。」


「ごめん…。ちょっと1人で考えたいことがあるの。」


「…さようなら。」


そう言って美術室をあとにした。