「あら星野さん。」 私には目も向けずに言う。冷たいように見えるけどこれが普段の大橋先生だから。 私も何も言わずに近くにあった今にも壊れそうな椅子に座る。 「ねぇ大橋先生?杉田、知ってるよね。3組の担任の。」 「えぇ、もちろん。」 あれから、仲良くなって2人きりで話すときはタメ口で話すようになっていた。 「なんか、あいつに告白みたいのされたんだけど。」 「そう。」