授業が終わりお昼休みの時間、あたしは咲梨の元へ行った。 「お昼だね。今日はどこで食べる?」 「ん~~。どうしようか」 どうしようかな~。 教室ではいつも食べてるし、違うとこがいいな。 「じゃあさ!久しぶりに屋上は?まだ早いから今から行っても大丈夫だと思うよ!」 「いいね!ナイス音葉!!」 杏奈が音葉にガッツポーズをし、「えっへ~ん」と音葉は喜んでいた。 「じゃ、混む前に行く?」 「うん!」 杏奈が時計を見ながらつぶやき、あたしは急いでお弁当を片手に持った。