〜レオside〜


サラが眠りについたあと、俺は静かにため息をついた。


「何なんだ・・・?アイツ。」


髪や瞳の色といいい、おかしな呪文といい、身体から染み出すとんでもない魔力。


どう見たって、普通ではない。


サラのやつ・・・。あの本を見せた時、なぜあんな顔をしたんだろう。


どうして、俺の庭の池に倒れていたんだろう。


あの物言いからして、サラはこの世界のことが全くわからないらしい。

明日、俺の通っているベルヴィーク魔法学園へ行ってみれば、何かわかるかもしれない。

ナガル校長なら、何か知っているかも・・・!




・・・サラって、どんな奴なんだろうな。


もっと知りてぇな・・・。   


俺は、ソファーに寝転び、眠りについた。