熱い…

今が何時なのかわからない
けど、身体が焼けるような感覚


身体にうまくチカラが入らない
せっかく両想いになったのに…
もしかしたら私、死んじゃうの?


そう思ったら、たまらなく
小山課長に会いたくなった

会いたい
顔が見たい



「大丈夫か?」


小山、課長…?
目を開ければ、小山課長が
心配そうに私を見ている


冷たい…
おでこに冷たい感覚


あー…
会いたいと思った人が
そばにいてくれあるのって
こんなにも安心するんだ…



「大丈夫だ」


声と同時に
握られた手が熱い
けど、安心が増した


大丈夫…、ホッとする
力の入らない手で
握られた手。握り返す

小山課長は一瞬驚いた顔をしたが
すぐに私の手の甲にキスを落とした


いつもなら、失神してしまうようなことをされたのだが
今はとても幸せな気分だ