小山課長が作ってくれた雑炊
一口食べる
めちゃくちゃ、美味しい
仕事も出来て
料理も出来て、イケメン
そんな人が私を好きだなんて
やっぱり夢なんじゃないか、と思う
余程お腹が空いていたのか
小さな土鍋は空になり
私はまたベットへと潜り込んだ
お腹が満たされたから
眠たくなったのかもしれない
小山課長にちゃんと
ごちそうさまって言いたかったけど
睡魔には勝てそうもない
瞼が重く、ベットに入るとすぐ
寝入ってしまった
明日が仕事だということを
すっかり忘れていた
熱が下がったら
改めてちゃんと、小山課長に伝えよう
さっき、泣きすぎて
言葉になっていたか定かじゃない
早く、治さないと…
そう思っても、身体はいうことを
聞いてくれず、熱は高くなる
夜中には、息が荒くなるほどに…