この手紙、と
テーブルに置かれた手紙


「俺の勘違いか?この手紙、俺の事が好きでたまらんって書いてるように思えた」


『ま、ま、まさ…か』




否定しようとすれば目があう
その視線が…私の身体を熱くする

こんな近い距離で
小山課長の顔を見るのは初めて


やっぱりイケメンだ
一つ一つのパーツが整っている



違うのか?と唇が動く
綺麗な唇
触れてみたい、と
今まで持ったことがない感情が芽生えた
無意識に手を小山課長の唇へと触れた


あ、


手を引っ込めようとすると
小山課長に手を握られ
その手にキスをされた


『やっ、…だめ、』


唇に触れるたびに
何故か身体がゾクッとしてしまう
引っ込めようとしても
小山課長は手を離してくれない

離すどころか
手首にまでキスを落としてくる