嫌いの裏の優しさ

すると私の方を向いた時、私もその子を見ていたので目があってしまった。


あ…


「…氷室さーん」


「…何」


「テストいくつだった?」


「満点」


「…」


私が言うと隣の席の子は黙ってしまった。


「馬鹿だねぇ、氷室さんって言ったら入試も満点とって騒がれた天才ちゃんじゃん」


「て、天才…満点…」


隣の席の子は事実を確認するように言うと


ガジッ


私の手を掴んだ


「勉強教えてください!!!!」


「やだ」


「ぷっ」


私が即答すると隣の席の子の友達が吹いた。


私は固まっている隣の席の子の手を払って、カバンを持って教室を出た。


次の日の朝、教室で本を読んでいると


「氷室さーん」