嫌いの裏の優しさ

「プリントのこととか、事務仕事みたいな感じだけど

でも氷室さんすっごい勉強できるんだよ?」


「勉強できても性格があれじゃ…ねぇ」


「そういうこと言わないの」


女の子たちの会話を聞いていると、自分が他人にどんなふうに見えているかがわかるから私はよくこういう話を聞くようにしている。


見られ方を気にしてるわけじゃないけれど、わかっていて損はないと思うし、誰が敵意をもってるかも分かる。


会話が終わったみたいで、女の子たちは他の話題を話し始めていたので私は意識を戻した。


それから数日後中間テストが行われた。


テストが終わるとクラスは騒がしくなった。


「テストどうだったー?」


「終わった…いろんな意味で終わった…」


「あはは…」


そんな会話が隣で聞こえてきた。


次の日のテスト返し、私はいつも通りの点数だった。


オール100


アニメのように全てが100点


それが中学からずっと続いていた。


「…」


私はテストを確認してカバンにしまった。


「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」