唯一の愛をキミに【完】

それから唯を連れていろんなところに出かけた。


水族館から始まり植物園、森林公園の噴水ショー、映画に学校帰りにショッピングモールで買い物もした。


デートの帰り、別れ際にキスをするのが習慣になっていたけれど毎回しても唯は初めてキスをしたときと変わらず初々しい反応をしてくる。


それがどこか面白いけれど、やっぱりそれだけじゃ足りなくなるのが男の性ってヤツで。


けれど純粋な唯の気持ちをそんな欲望にだらけな想いをぶつける訳にもいかない。


久々に昔関係を持っていた女に連絡をして会う約束を取り付ける。


唯を裏切るような感覚に襲われたがそれは気のせいだと自分に言い聞かせる。


だって俺が好きなのは由香里であって唯じゃない。


だから、唯に罪悪感を抱く必要なんてないんだ。