唯一の愛をキミに【完】

そしてゆっくりと唯に近づく。


「律、おまえが昨日放っておくと他のヤツに奪われるっていうから急いできたんだぞ」


「だって唯ちゃん、可愛いし優しいし良い子だし。すぐに他に目をつける男共がいることぐらいわからないの?哲」


律が俺の名前を言うと同時に振り向く唯。


まぶたが少し腫れていて、やはり唯を泣かせてしまったのだと悔やんだ。


「上原くん…?なんで、ここに?」


「唯に話がある。だから来た。俺、由香里に告白してきた。由香里のことずっと好きだったって、伝えた。でもそれはもう前の話で、今は唯のことが好きなんだって話てきた」


「えっ?」


「唯、俺が一緒にいたいと思うのは唯だけだよ」


唯からしたら今更都合のいい話だ。


でも伝えたい。振られたら、好きになってもらうまで何度も何度も伝えよう。