好きじゃないから!







高橋蒼汰は保健室から出て行った。









「彩花ちゃん、もう寝たフリしなくていいわよ」







「バ、バレましたか...」






「だって顔が真っ赤なんだもん。






さっきの蒼汰くんの話聞いてて真っ赤になったのね?







蒼汰くんの一方通行なんて、






そんなことないじゃない」







先生はそう言い、






私にウインクをしてきた。







「先生、な、なにか勘違いをしています!」