すれ違い 太陽。 上




「やっぱ…人気だよね」



正直、自分が本気で異性を好きになったっていうのが驚きで、


初恋みたいなものだ。


だけどそこまで単純じゃない。


奈々は初恋そのままだけど、あたしはどうだ。


今まで適当に付き合ってきて、今まで適当に男と接してきた。



そんな事、奈々だって知ってるのに、あたしは何故か人を好きになれない。


ましてや、異性などもってのほかだ。



「あんた好きすぎるのは分かってるけど…」


そう言葉を言い残す奈々に怒鳴りつける。


「だっ…誰も好きすぎるだなんて!!」


ただの照れ隠しっていうのは、バカな奈々でも分かる。