すれ違い 太陽。 上




「っなわけねぇーだろ!ばかっ!!」



途端に先輩が怒鳴り始めて、堪えていた涙が流れ始める。



迷惑じゃ…迷惑じゃないの…?


「迷惑なんて誰が言った。

俺は彼女なんていない。大体、俺の好きな人くらい分かれ」



「そ、そんな、こと言われてもっ」



キレキレになりながら喋るけど、気持ちはもう嬉しさあまりだ。


よかった…よかった。


「あたし、まだ先輩のお友達でいいんですね」


そう呟くけど、先輩の顔は引きつった笑顔だった。


できるだけ…その顔はさせたくない。


だけど今は、自分がさせた。


ごめんなさい、ごめんなさい。


避けてごめんなさい。


怖いだけなんて弱虫で。

臆病者で、逃げてばかりの人でごめんなさい。