すれ違い 太陽。 上




2年A組の教室を探しながら、小走りで先輩の元へ。



「あ、った」


少し走っただけなのに、少し息切れてるのはあたしの体力がないのだろう。



でもなんか、緊張している自分もいる。



ドキドキ。でもこのドキドキはいつもと違う。


何なんだろう…。



とか悩んでる暇はない。


コンコンと鳴らしたドアに手をかけ、一気に開く。



「…っ、せ、先輩!」



しばらく沈黙が続いたが、先輩はちゃんと聞いてくれた。



「なんだ?」


いつも通りの顔と口調で。


あんなに…避けてたのに。


先輩は、状況がわからなかったはず。


なのに先輩は…。あたしってば、何やってんのよ。



「副会長が呼んでます」


そうヒトコト言うと、先輩は頷いた。


「うん、明日から行く。そう言っといて」



「はい」


そこで終わろうとしたけど、足が動かない。



いや、動きたくない。が正確だろう。