2年A組の教室を探しながら、小走りで先輩の元へ。
「あ、った」
少し走っただけなのに、少し息切れてるのはあたしの体力がないのだろう。
でもなんか、緊張している自分もいる。
ドキドキ。でもこのドキドキはいつもと違う。
何なんだろう…。
とか悩んでる暇はない。
コンコンと鳴らしたドアに手をかけ、一気に開く。
「…っ、せ、先輩!」
しばらく沈黙が続いたが、先輩はちゃんと聞いてくれた。
「なんだ?」
いつも通りの顔と口調で。
あんなに…避けてたのに。
先輩は、状況がわからなかったはず。
なのに先輩は…。あたしってば、何やってんのよ。
「副会長が呼んでます」
そうヒトコト言うと、先輩は頷いた。
「うん、明日から行く。そう言っといて」
「はい」
そこで終わろうとしたけど、足が動かない。
いや、動きたくない。が正確だろう。

