「なに自分から避けといて、ヘコんでるのよ」
「避けてもないし、へこんでもない!」
反発するけど、避けてるなんて自分でも分かる。
どうしようもない。
こんな苦しい気持ちなんて初めてで、不安で仕方ない。
辛くてどうにかなっちゃいそう。
好きって思いが…止まらなくて、収まらなくて
苦しくて、辛くて…
「やだよぉ、もうー」
「ヤダなんてあたしに言われても」
彩乃は結局、隣ではなく後ろになった。
先生のこだわりだと言う。
『横の席だと見たくても見れないだろ?
だから、後ろからガン見できるようにしたんだよ!しかも、話す機会もおおいだろうーし!』
調子乗ったこと言ってんじゃないわよっ!って怒ってるけど、嬉しいんだよね。
あたしなんて、何の進歩もない。
むしろ…先輩にも声をかけられなくなった。
目も合わない。
すれ違っても、笑ってくれない。
手も振ってくれない。
生徒会の仕事もサボってる。
そんなに…
あたしのこと嫌いなのかな。

