すれ違い 太陽。 上




「なに自分から避けといて、ヘコんでるのよ」



「避けてもないし、へこんでもない!」



反発するけど、避けてるなんて自分でも分かる。



どうしようもない。


こんな苦しい気持ちなんて初めてで、不安で仕方ない。



辛くてどうにかなっちゃいそう。


好きって思いが…止まらなくて、収まらなくて


苦しくて、辛くて…



「やだよぉ、もうー」


「ヤダなんてあたしに言われても」


彩乃は結局、隣ではなく後ろになった。



先生のこだわりだと言う。


『横の席だと見たくても見れないだろ?

だから、後ろからガン見できるようにしたんだよ!しかも、話す機会もおおいだろうーし!』


調子乗ったこと言ってんじゃないわよっ!って怒ってるけど、嬉しいんだよね。



あたしなんて、何の進歩もない。


むしろ…先輩にも声をかけられなくなった。


目も合わない。

すれ違っても、笑ってくれない。


手も振ってくれない。


生徒会の仕事もサボってる。


そんなに…


あたしのこと嫌いなのかな。