すれ違い 太陽。 上




「思いなんて消えるわけねぇーだろ、ばぁーか!!!」



川のドテッぷちに寝っ転がりながら、叫んでみる。


「うるさいわねぇ、少しぐらい静かにできないわけ?」



「できるわけないでしょーが!」


怒りなのか?今のあたしの感情は。


「なになにー?なんかあったの?」


寝転んでるあたしの顔を上から覗くのは、石田光樹先輩。


光樹先輩は、…三嶋先輩と幼なじみらしくてここまで腐れ運らしい。


クラス今まで一緒で、席も必ず近くなんだとか。



今までの事を、光樹先輩に言ってみるが、彼は笑いはしなかった。



「笑わないんですか」


「笑うわけないでしょう。
人が本気で悩んでいるんだから、笑うやつどこにいるんだよ、」


苦笑いしながら言う光樹先輩が、少しかっこよく見えた。


「先輩、いいこと言う~!」


だろ~!なんて言ってる時点で後輩からも、バカって言われてる。



「まー、しっかしな、奈々ちゃんが見たのは本当のことだけど、あの女は彼女じゃない」


「え?」


「でも、元彼女だったな」