「思いなんて消えるわけねぇーだろ、ばぁーか!!!」
川のドテッぷちに寝っ転がりながら、叫んでみる。
「うるさいわねぇ、少しぐらい静かにできないわけ?」
「できるわけないでしょーが!」
怒りなのか?今のあたしの感情は。
「なになにー?なんかあったの?」
寝転んでるあたしの顔を上から覗くのは、石田光樹先輩。
光樹先輩は、…三嶋先輩と幼なじみらしくてここまで腐れ運らしい。
クラス今まで一緒で、席も必ず近くなんだとか。
今までの事を、光樹先輩に言ってみるが、彼は笑いはしなかった。
「笑わないんですか」
「笑うわけないでしょう。
人が本気で悩んでいるんだから、笑うやつどこにいるんだよ、」
苦笑いしながら言う光樹先輩が、少しかっこよく見えた。
「先輩、いいこと言う~!」
だろ~!なんて言ってる時点で後輩からも、バカって言われてる。
「まー、しっかしな、奈々ちゃんが見たのは本当のことだけど、あの女は彼女じゃない」
「え?」
「でも、元彼女だったな」

