すれ違い 太陽。 上



丁度1ヶ月くらい前に。


また掃除当番を任された。


希莉ちゃんではなかったから、たぶんどっかに行くんだろうなぁなんて思ってたけど。



予想は当たっていた。



またサッカーを練習しているかなって校庭を覗いてみるが、先輩の姿はない。



「桜も散ったなぁ」


前ここを歩いた時は、満開だったのに。


「…っん、」


ギクリとあたしの体は停止した。


…やばい。


だよね、高校生だもんね!キ、キスくらいするよね…。




そーっとそーっと。と小声で言いながら、その何かをやっている部屋を覗き混む前に見てしまった。



危なくゴミ箱を落としそうになる。



「えっ…─?」


なんで?どうして?


彼女なんていたの?


なんで言ってくれなかったの?そしてら…こんな気持ち…。



「とっくに捨ててたのに」


あたしが見たその現場は…



先輩と誰かがキスをしているところ。



どうして、どうして?