すれ違い 太陽。 上




「おい!岡崎!」



怒ってる…。あたし先輩の事怒らせた。


だけど今はそんな事じゃない。


いつかはみんな悩むものでしょう?



「待てよ!岡崎!」


「何か用があるなら…言ってください」


用なんて…そう言い残し、俯く先輩とあたし。



そんな仲に何が起きたかって言っても、とんだあたしの勘違いかもしれない。



「なんで俺を避ける」


「避けてなんていませんよ、最近、家が忙しくって、」



心ではいつも、先輩を目で追ってる。


目が合えばドキドキ。だけど逸らしてしまう。



「……ならなんで今止まらなかった」


「急いでいたので。もういいですか」


違う。こんな事が言いたいんじゃない。


もっと、もっと先輩といたい。


いたいけど…──


あたしじゃ先輩の隣にはなれないんだ。