「おい!岡崎!」
怒ってる…。あたし先輩の事怒らせた。
だけど今はそんな事じゃない。
いつかはみんな悩むものでしょう?
「待てよ!岡崎!」
「何か用があるなら…言ってください」
用なんて…そう言い残し、俯く先輩とあたし。
そんな仲に何が起きたかって言っても、とんだあたしの勘違いかもしれない。
「なんで俺を避ける」
「避けてなんていませんよ、最近、家が忙しくって、」
心ではいつも、先輩を目で追ってる。
目が合えばドキドキ。だけど逸らしてしまう。
「……ならなんで今止まらなかった」
「急いでいたので。もういいですか」
違う。こんな事が言いたいんじゃない。
もっと、もっと先輩といたい。
いたいけど…──
あたしじゃ先輩の隣にはなれないんだ。

