すれ違い 太陽。 上




「ん~…」


しばらく沈黙したが、やがて口を開く。



無理かな~。無理っぽいなぁ。



なんて考えてると


「明日しよーな!明日、朝来たら黒板にはっとくからよー」


そう言って立ち去ろうとした先生を、一旦また停止させる。


「お願い…もう一ついいですかぁ?」


「おぉ、いいぞぉ」



いいぞぉぉぉおぉ。


引きつってるぞ…彩乃。


「私と晴くん隣にして下さい!」


あたしも頭を下げる。


「……そーかそーか。そ〜ゆう事だな。
いいぞ、隣にしてやる。けど今日宿題は1枚プリント増やすからな」


優しい先生なのか…厳しい先生なのか…。


「ありがとーございまぁす!」


はいはい。と苦笑いして教室を出ていく。


出たのを確認した瞬間。



「奈々~!ありがとぉぉ!」


「よしよし。」