すれ違い 太陽。 上



「岡崎さんって、好きな人とかいるの?」


聞かれると思ってた。


その予想が当たり、すこし笑いながら無意識で答えてた。


「いないです」


あとから、自分でびっくりする。


はっ!?


だけど、謎の先輩は笑わなかった。


笑うかなって思ってたのに…


「そっかぁ…」


そろそろ、あなたの名前を聞きたいのですが…


そう心の中で思ってると、それに答えたように先輩が答えてくれた。


「あ、ごめんごめん。名前、言ってないよね。

俺は、2年A組の 石田 光樹 !」


「じゃあ…石田先輩ですね!」


やっと名前がわかってよかった…


謎の先輩とかだと、名前呼びたい時 先輩 とか言ったら、先輩みんな振り向くし。



「やだなぁ、光樹先輩でいいよー!」


「あ、そうですか?じゃ、お言葉に甘えて!」


うん!と返事をした光樹先輩が、急に分からぬ事を言い出した。


「いやー…」