「岡崎さんって、好きな人とかいるの?」
聞かれると思ってた。
その予想が当たり、すこし笑いながら無意識で答えてた。
「いないです」
あとから、自分でびっくりする。
はっ!?
だけど、謎の先輩は笑わなかった。
笑うかなって思ってたのに…
「そっかぁ…」
そろそろ、あなたの名前を聞きたいのですが…
そう心の中で思ってると、それに答えたように先輩が答えてくれた。
「あ、ごめんごめん。名前、言ってないよね。
俺は、2年A組の 石田 光樹 !」
「じゃあ…石田先輩ですね!」
やっと名前がわかってよかった…
謎の先輩とかだと、名前呼びたい時 先輩 とか言ったら、先輩みんな振り向くし。
「やだなぁ、光樹先輩でいいよー!」
「あ、そうですか?じゃ、お言葉に甘えて!」
うん!と返事をした光樹先輩が、急に分からぬ事を言い出した。
「いやー…」

