すれ違い 太陽。 上



「えー、じゃあ、俺、帰るわ~!」


「あぁ、さっさと帰れ」


ちょっと、彩乃とあたしと先輩の組み合わせだとすごく気まずいんだけど…


「岡崎さん!」


「は、はい!」


急に、謎の…先輩のお友達?に呼ばれ、声が裏返る。


「一緒に戻ろ!」


そう言われ、手招きされる。


その瞬間、彩乃が背中を軽く叩いた。


行けっていう合図だ。


小さく頷き、その場を立ち去ろうとすると…


「岡崎。放課後、教室で待ってろよ」


先輩から名前が出た事に舞い上がって、勢いよく振り返るが、目は合わない。


「はい。まってます」


そう返事をして、先輩の友達とその場を去った。