「えー、じゃあ、俺、帰るわ~!」
「あぁ、さっさと帰れ」
ちょっと、彩乃とあたしと先輩の組み合わせだとすごく気まずいんだけど…
「岡崎さん!」
「は、はい!」
急に、謎の…先輩のお友達?に呼ばれ、声が裏返る。
「一緒に戻ろ!」
そう言われ、手招きされる。
その瞬間、彩乃が背中を軽く叩いた。
行けっていう合図だ。
小さく頷き、その場を立ち去ろうとすると…
「岡崎。放課後、教室で待ってろよ」
先輩から名前が出た事に舞い上がって、勢いよく振り返るが、目は合わない。
「はい。まってます」
そう返事をして、先輩の友達とその場を去った。

