なに、若干妬いてんのよ。
「妬いたー?」
まさか人の気持ちを読めるヤツがここにいるとは思わなかった。
「……妬いてないし!てかなんで、先輩に妬かないといけないの!!?」
「だーれも、“先輩”とは言ってないけどぉー?」
ダメだ、完全にからかわれてる。
「そぉー?」
「そうよ!」
どんな意味の分かんない会話をしてるんだ、と思い自分から話を変えた。
が、
「あーいたいた!」
そう明るく声を上げたのは、知らない男子。
その背後から顔を出したのは、若干不機嫌な三嶋先輩。
びっくりして、声を上げそうになるが寸前まで堪える。
危ない…そう思うと、隣でくすっと笑う彩乃。

