すれ違い 太陽。 上



なに、若干妬いてんのよ。


「妬いたー?」


まさか人の気持ちを読めるヤツがここにいるとは思わなかった。



「……妬いてないし!てかなんで、先輩に妬かないといけないの!!?」


「だーれも、“先輩”とは言ってないけどぉー?」


ダメだ、完全にからかわれてる。




「そぉー?」


「そうよ!」


どんな意味の分かんない会話をしてるんだ、と思い自分から話を変えた。


が、


「あーいたいた!」


そう明るく声を上げたのは、知らない男子。



その背後から顔を出したのは、若干不機嫌な三嶋先輩。



びっくりして、声を上げそうになるが寸前まで堪える。


危ない…そう思うと、隣でくすっと笑う彩乃。