「あーやーのー」
業間休み。チャイムがなった瞬間、彩乃にすがりつく。
結局、早く学校に行こうと思ったけど、先輩がゆっくり行きたいっていうから、それに乗ってしまった。
「よかったじゃない、誘われて」
「えー?なににー?」
当の本人のあたしは、自分で言うのもアレだけど、バカで。アホ。
しかも、天然?らしい。
鈍感ってよく彩乃は言うけど、他の女子はみんな、天然って言う。
「生徒会。今日の要は多分それよー」
そう棒読みに言われ、一瞬固まった。
「はっ!?」
つい大声を上げたけど、もう非常階段に来ていたので、誰にも聞かれることはなかった。
「だってそぉでしょーよ」
んなこと言われても、あたしにわかるか!
先輩の気持ち読めるわけでもあるまいし。
「てか、その情報はどこから取り入れた」
「なによー、私が知らない事なんてあると思ってんのー?」
ないけどさっ!そんな事分かってるけど!!
「翔から聞いたのよ」
呼び捨て、してるんだ。

