すれ違い 太陽。 上


先輩のこと、どうでもいいなんて思ってない。


むしろ…


好きなんだから、どうでもいいなんて思えない。



好きな人って…先輩わかります?


あなたなんですよ…


なんて言ったら、きっぱり断れるな。


改めて、現実を思い知らされた。


いつもより、そわそわな日は…なにかといい事はない。



「あたし、すごい人好きになったなー」


小さく呟いたはずの声。


その声が、誰かに届いたなんて…奈々は分からなかった。