すれ違い 太陽。 上



「なんですか、それ!」


「でもまぁ、お前がその気なら、保存だけしとくか」


「保存もしないでくださ~い!」


そっか!

あたしも消しますって言えばいいのか!



「分かった!分かりました!消します!」


そう宣言したのはいいものの、消したくないと言う気持ちが押し寄せてくる。


「……」


「どうした?俺もう、トプ画にするか保存だけするか決まってるぞ」


どうも、どうもしませんけど…と一方的に言い残す。


「あーそうか、あと3秒な」


「さっ!?」


短くない!?それ!


とか半分焦りながら、しょうがなく削除した。


「…消しました」


「まさか本気にするとわな」


まさかっ!

あたしを騙してた!?


「ひっど!直前まですっごい悩んだんですからね!」


「俺は別にひどいことしてないぞ?
トプ画にもしないし、保存もしない」


「あぁそーですか」


「お前も、どうでもいい男の写メもってたら、好きな男に誤解されるぞ」


そう言われて、チクッと胸が痛む。


言う、べきか?


まだ早い。そう頭を支配する。


だよね、だよねっ。と自分も納得しちゃう。