いつもより変な自分を、鏡の前でチェックする。 髪型も変じゃないし、制服だって荒れてない。 変って言ったら、気持ち? 表情?心って言うのかな? すぅーっと深呼吸をして、誰もいない家を振り返る。 「いってきます」 そう告げると同時に、 「っ!?」 たった今、こけました。 ドアに足を引っ掛けて、バランスを崩すというまさかの展開。 「いてっ!」 そう横側から言った声にまた、びっくりする。 だって、いないはずの先輩がいるんだもん。