すれ違い 太陽。 上



いつもより変な自分を、鏡の前でチェックする。


髪型も変じゃないし、制服だって荒れてない。


変って言ったら、気持ち?

表情?心って言うのかな?



すぅーっと深呼吸をして、誰もいない家を振り返る。


「いってきます」


そう告げると同時に、


「っ!?」


たった今、こけました。


ドアに足を引っ掛けて、バランスを崩すというまさかの展開。


「いてっ!」


そう横側から言った声にまた、びっくりする。


だって、いないはずの先輩がいるんだもん。