すれ違い 太陽。 上




「ふー」


食堂の麦茶をもらい、一気飲みする。


憧れる人とかいたら…こんなに悩んでないんだろうな。



「ずいぶん、お悩みたいね」


「彩乃はどーすんの?」


あたしの話ばっかりで、1回もきいたことがない話しに手をつける。


「もうとっくの前に、陽斗くんと同じ部活に入りましたけど?」


「はぁーっ!?」


聞いてないし!

しかも、同じって…


「お前は…ストーカーか!」


突っ込みたくって、しょうがなかったあたしは、とうとう彩乃の頭を軽く叩く。



「違うよー!男子バスケには入ってないよ!女子!でも…仮入部だけどね…」



「あ、そう…」


別に仮入部だろうが何だろうが、あたしには関係はないけど

「お前今、入ったって言いましたよね?」


って言いたいところだな。