「ふー」
食堂の麦茶をもらい、一気飲みする。
憧れる人とかいたら…こんなに悩んでないんだろうな。
「ずいぶん、お悩みたいね」
「彩乃はどーすんの?」
あたしの話ばっかりで、1回もきいたことがない話しに手をつける。
「もうとっくの前に、陽斗くんと同じ部活に入りましたけど?」
「はぁーっ!?」
聞いてないし!
しかも、同じって…
「お前は…ストーカーか!」
突っ込みたくって、しょうがなかったあたしは、とうとう彩乃の頭を軽く叩く。
「違うよー!男子バスケには入ってないよ!女子!でも…仮入部だけどね…」
「あ、そう…」
別に仮入部だろうが何だろうが、あたしには関係はないけど
「お前今、入ったって言いましたよね?」
って言いたいところだな。

