大して疲れてもいないのに、ベットに横たわる。


制服を脱ぎ、1番楽な部屋着に着替える。


その部屋着が、あたしらしくなくて嫌だけど、彩乃が誕生日にくれたから使ってる。


これもお揃いなんだよね、


思い出したように、頷く。



「はぁ…」


たぶん、あの先輩のキャラの変わりように疲れたんだ。と勝手に決めつける。



「ねぇーちゃーん?」


リビングから、大声であたしを呼ぶ弟は、バカだ。


「はーい?」


まぁ、大声で答えるあたしもバカなんだけど。


「ちょい、下に来て」


めんどくさいなーなんて思いながら、下に降りる。