すれ違い 太陽。 上




「先輩のバカ」



小声で呟いた一言は



先輩には届かない。



「あんた、仕事に集中しなさいよ?」



最後に彩乃に現実を知らされ、夢だった気分が悪くなった。



「わかってるよ!」



反発して彩乃のあとを追いかける。



あたし、やっぱり頑張ろう。



簡単に、諦められない。



だって?



「先輩が好きだから」