すれ違い 太陽。 上




「一応言っとくわ。」


そう言って、プールから出ようとする。



その瞬間、知らない女が怒鳴った。



「あんた調子乗らないでよ!いくら三嶋先輩のお気に入りにされたからっていい気になって、いつもいつも先輩に付きまとって迷惑なのよ!」



そこで内心傷つく。



やっぱり迷惑なんだよね。


それは前々から気付いていたんだ。



だけど先輩は 迷惑なんて思ってない だとか期待する事ばっかり言うから、いつもそれは流してきた。



今回ばかりはダメだと気付き、女に向かって口を開いた。



「まぁ確かに迷惑だと思うのよ。あたしも。

でも先輩は迷惑じゃない。って言い張るの。どうしたらいいと思う?
日頃から優しくしてもらってる先輩に、迷惑か。って聞いて 迷惑じゃない。って言われたら、困るでしょ?



そんで結果的に出たのがこれよ。

先輩を信用して甘えさせてもらってるの」



「そ、それが!」



「気にくわないんでしょ?
でもあんたら先輩と直接関わった事あるの」



そこでその女は俯いた。



よし、勝った。