すれ違い 太陽。 上




あたしの腕が急に誰かに掴まれ、引っ張られる。



「ちょっ」



誰とも言う暇もなく、分かってはいたがやはり慣れない。



今まで恋してきたけど ついこの前、嫌な光景を見てしまった側にしては、2人きりになるとつい期待してしまう。




「話も聞けないくらいなんかあるんだったら話聞くぞ」



「へっ?」



な、なに急に。



どうしてそんなに優しくなる?



悩み事なんてないけどさ、ないけど!