すれ違い 太陽。 上





俺が感情に突っ走って怒鳴ろうとした時、倉戸が「先輩」と小声で言った。



口パクと言った方がいいだろうか。



そのときはもう、自分で何をやったのかわからなかった。



持っていた荷物を、床に思いっきり投げつけて、最大級の目つきをした。




「おい。おっさん、それ俺のなんでやめてもらえますか」



怖がれ。そしてそいつから逃げろ。




もう二度と…そいつに触れるな。




だけどそいつは、俺をチラ見してまた岡崎に向き直った。



こにゃろぅ…

てめぇ、この場で潰して欲しいのか。



あぁいーよ。



が、俺の予想を超えた声が上がった。



「あのねぇ、おっさん!」