すれ違い 太陽。 上




「ごめん、もう時間ないから行くね」



「あ、はい」



久しぶりの会話がこれって…どうなの?


あたしが悪かった?


空気読めばもっと話せた?


だけど時間は…あたしのことなんて考えてくれない。


どんどん、どんどん押し寄せてくる。




先輩の背中を見送ってから、その場にしゃがみこむ。


胸元のリボンを握る。



話すだけでドキドキするとか、病気かっつーの。


てか、ドキドキさせんなつーの。



そんなことを思いながら、その場で唇を噛み締めた。