「なんでこんなことに・・・。」
俺の足元には、父・母・友達の翔の三方の死体が並んでいた。
「どうしたの、お兄ちゃん?・・・・・・、え、?」
きっと、いま起きたのだろう。妹が立ちすくんでいる俺を見つけて、こちらに歩いてくると、家族の死体と、翔の死体が目に入ってしまったらしく、小さな悲鳴らしきものをあげた。