「いいえ、あなた様のそれはお戯れですわ」
真摯な表情でコージを見上げたまま、紫信は口を開いた。
「あなた様がお望みなのはわたくしではなく、わたくしをお手になさったという結果でございましょう?」
「え… いやいや?
そんなんじゃ…」
「あなた様がしていらっしゃるのは、駆け引きを楽しむ遊戯なのでしょう?
わたくしは、あなた様のお相手が務まるような世慣れた女ではございません」
「いや、だから…
遊びじゃねーって…」
「遊戯ではないと仰るなら、わたくしのいったいどこがお気に召したというのでしょう?
あなた様はわたくしを、何一つご存じではないというのに」
(ビジュアルです!キリッ
…とは言えねェよな…)
うん、言えないネ。
ガチで遊び認定されちゃうね。
てか、急にグイグイくるな。
ニコニコと穏便に躱し続けてたコと同一人物だとは思えないほどの、全力拒否だな。
フツーに凹むわー‥‥‥
いや、コレは拒否じゃねーって。
遊びなんかじゃイヤ☆
アタシだけのアナタでいて☆
ってヤツだって、きっと。
だって『失せろ、この世界からな』とまでは言われてねェもん。
だって俺はイケメンだもん!
Let's ポジティブシンキング!



