燃え盛る炎の中に叫ぶ私。越えは全く響いていない。
それでも叫ばずにはいられない。
「洸樺くーーーーーーーんっ」
どうしてこんなことになってしまったの?
私が彼と出会わなければこんなことにならなかったのだろうか。二つの学校がこの世界を巻き込んで戦争なんてことには。
「本当にごめんなさい。お願いだからもうやめて・・・」
私のせいだ。私のせいでこの世界は全てを失ってしまう。この広い戦地のなかに彼は居るのだろうか。
思い出す。優しい言葉もほんの少し寂しげな笑顔も、鮮やかに思い出せる。
目を閉じる。魔法を放つ音があちこちから聞こえた。
もうすぐかもしれない。もうすぐ、先生も友達も全て失うのかもしれない。
それでも私は―。
うずまく熱気の中誰にも届かない声。私は小さく、でもはっきりとつぶやいた。
「それでも君に出会えたこと後悔はしないよ。」
覚えている。初めて学校の外で二人っきりであるいたこと。その時に抱きしめてくれたあの腕は今は私のそばにない。
それでも叫ばずにはいられない。
「洸樺くーーーーーーーんっ」
どうしてこんなことになってしまったの?
私が彼と出会わなければこんなことにならなかったのだろうか。二つの学校がこの世界を巻き込んで戦争なんてことには。
「本当にごめんなさい。お願いだからもうやめて・・・」
私のせいだ。私のせいでこの世界は全てを失ってしまう。この広い戦地のなかに彼は居るのだろうか。
思い出す。優しい言葉もほんの少し寂しげな笑顔も、鮮やかに思い出せる。
目を閉じる。魔法を放つ音があちこちから聞こえた。
もうすぐかもしれない。もうすぐ、先生も友達も全て失うのかもしれない。
それでも私は―。
うずまく熱気の中誰にも届かない声。私は小さく、でもはっきりとつぶやいた。
「それでも君に出会えたこと後悔はしないよ。」
覚えている。初めて学校の外で二人っきりであるいたこと。その時に抱きしめてくれたあの腕は今は私のそばにない。


