これも青春。

そう、柊花が言った。



なに、それ?



自分が演奏できるから、そんなひどいこと私に言えるんだ。



今まで、考えないようにしていた思いが、溢れ出した。



「仕方ない?柊花が私の立場になっても本当にそう言えるの!?……柊花が、柊花がいなきゃ、私は演奏できたのに!!」