新学期から一ヶ月ぐらいだったころ、私は悩まされていた。
「は…ぁぁ…」
「愛結、大丈夫?」
「…うん。大丈夫」
なんでため息をしているかというと、しょうもない噂のせい。
『愛結と蒼って両想いだろ』と男子が勝手に言い出した。
それが皆に広がって…。
「よっ!鈴野愛結!」
一人の男子が話しかけてきた。
「違うよっ!百瀬愛結だよ、百瀬!」
「いいよ、凜。スルーして」
「でも…」
相手にするだけ無駄無駄。
ちょっと話しかけすぎたかな。
私と蒼はお互いに少し目が悪くて、席が前の方じゃないと黒板がみえないから席が隣になることが多くて。
だから、話す機会が多かったからたくさん話しかけたりした。
それを見た男子達が噂を流した。
私はそんな噂が流れてるなか、蒼と話すのが嫌だった。
だって、絶対なにか言われるから。
だからあんまりはなしかけなくなった。
…なのに。
蒼はいつも通り話しかけてくれた。
なんで?って思った。
けど、嬉しかった。
こんな状態なのにいつも通り話しかけてくれたことが、とても嬉しかった。
嬉しすぎて泣きそうになっちゃったし。
「まあ、いい思い出だよ」
「どこがいい思い出!?」
「色々とね」
凜は『はぁ!?』とでも言いたそうな顔をしている。
ま、普通はそうだよね。
でも私は違うから。
「は…ぁぁ…」
「愛結、大丈夫?」
「…うん。大丈夫」
なんでため息をしているかというと、しょうもない噂のせい。
『愛結と蒼って両想いだろ』と男子が勝手に言い出した。
それが皆に広がって…。
「よっ!鈴野愛結!」
一人の男子が話しかけてきた。
「違うよっ!百瀬愛結だよ、百瀬!」
「いいよ、凜。スルーして」
「でも…」
相手にするだけ無駄無駄。
ちょっと話しかけすぎたかな。
私と蒼はお互いに少し目が悪くて、席が前の方じゃないと黒板がみえないから席が隣になることが多くて。
だから、話す機会が多かったからたくさん話しかけたりした。
それを見た男子達が噂を流した。
私はそんな噂が流れてるなか、蒼と話すのが嫌だった。
だって、絶対なにか言われるから。
だからあんまりはなしかけなくなった。
…なのに。
蒼はいつも通り話しかけてくれた。
なんで?って思った。
けど、嬉しかった。
こんな状態なのにいつも通り話しかけてくれたことが、とても嬉しかった。
嬉しすぎて泣きそうになっちゃったし。
「まあ、いい思い出だよ」
「どこがいい思い出!?」
「色々とね」
凜は『はぁ!?』とでも言いたそうな顔をしている。
ま、普通はそうだよね。
でも私は違うから。

