Tender Liar



「・・・どうしたの?」

「いや、その・・・ユズキ、何か言われたかなって」

「あ、うん。一ヵ月、謹慎処分だって」

「一ヵ月も?何でだよ。オレは、何も言われてねーのに」

「ほんとに?・・・良かった」

「よくねーよ。全然よくねぇ」


オレのせいなのに、と呟いて、彼は閉口した。

私も、彼に対してどんな言葉をかければ良いか、分からなかった。

結局、私たちはそれから会話を交わすことなく、そのまま別れた。

私は自分の席へと戻り、仕事に取り掛かる。

すると、隣の席に座っていた同僚が話しかけてきた。

聞いたよ、と言って、彼は意地悪く笑った。