融へ。
もし今、あなたに逢えるのだとしたら。
伝えたいことが、たくさんあります。
どうして、一人で行っちゃうの?
どうしていつも、私一人だけ、
置いていくの?
あの時のことは、あの時に話してよ。
今さら聞かされたって
私が返事をするべき相手は、
融は、もういないじゃない。
いつもいつも、一人で抱え込んで
私には、何にも相談しないで
病気とも、ずっと一人で闘ってたんだね。
そんなに頑張らなくても良かったのに。
私はいつでも、そしてこれからも、
ずっとずっと、融と二人で
歩いていきたかったのに。
それなのにさ。
どうして、私を残していくかな。
私がどれだけあなたに好きと言ったって、
俺もだよ、と返してくれる口も、
そっと抱きしめてくれる腕も、
ここには、もうないの。
あるのは、あなたのくれたリングだけ。
だけどそれは、あなたではないでしょう?
どれだけ想いが詰まっていても、
あなたがいなければ意味がない。
見る度に思い出して、切なくなるのに。


