ふと、窓の外の星空を見つめる。
私は幼い頃から、星が好きだった。
彼も、星が大好きだった。
彼はとてもロマンチストで、星が好きなのもそのせいだ、といつか自分で言っていたような気がする。
だからといって、私は別にロマンチストなんかではない。
彼は今、どこで、一体何をしているのだろうか。
私と同じように、こうしてあの頃と同じように、この満天の星空を見上げているのだろうか。
この同じ空の下で、私も彼も、今を生きている。
そう考えると、何だかくすぐったいような感じがした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…