「新入生代表　白石　夏蓮（しらいし　かれん）」

そう呼ばれたのは私。
進学校を勧められただけあって勉強はできる。
早速仲良くなった見た目だけが似てるギャル達にはすげーじゃん！と騒ぎ立てられ、いかにも頭が良さそうなガリ勉たちには睨まれる。なんであんな頭した人が！とか私があんな子に負けるなんて！って思われてるに違いない。

「はい」

登壇し新入生代表の挨拶を終え私の出番は早々に終わった。

新入生代表、、、こんな面倒くさい役をやらされるくらいなら入試で手を抜くんだったと後悔。

「かーれーんっ」

そう私を呼ぶのはこの学校で唯一の親友で幼馴染の柊　優愛（ひいらぎ　ゆあ）。
美人というよりは可愛らしい顔立ちで優しくて性格もいい、かなりモテるし男女問わず人気ですごい、。

「優愛、」

「夏蓮、ほんとに染めちゃったんだね。黒髪綺麗だったのに、」

「あぁ、うん、、」

優愛は微笑み

「似合ってるよ！」

と、、