──────────────……
「これ可愛いっ…!!」
棚にあったカメのキーホルダーを手にして振り向いた彼女に、「本当だ。」と呟く。
愛くるしくジャンプしたり、泳いでいるイルカを見てはしゃいだショーの後も、沙月の気がすむまで水族館内を巡っていた。
そんな彼女の水族館での最後の締めとして、今はお土産ショップにいるわけなんだけど。
「イルカも可愛かったしなぁ…、ネコザメにも初めて触ったし…、ぬいぐるみ全部欲しくなっちゃう。」
「ぬいぐるみかぁ…、高いよね。」
「あははっ、すずくんそういうこと言っちゃうんだ?でも、まあ確かに、としか言えない〜。」
笑ってキーホルダーを元に戻した彼女に、「これは?」と言ってクラゲがメインとなったスノードームを差し出す。
その瞬間、目を輝かせたのが見えた。
「え、待ってこれすごい可愛い!すずくんやればできる子じゃないか!!」
「待って、あれ今褒めてるんだよね?若干僕傷ついてる。」
「褒めてるよ〜。」
グサッと刺さった胸を少し抑えながら沙月に問いかけたら、ヘラっとした笑いだけが返ってくる。
…そろそろ、みんなからの僕のイメージおかしくない?


