「鈴木〜、なんかテンション低くね?」




「僕にも僕の事情があるんだよ。それに何回でも言うけど松坂が高すぎるだけ。」




「月曜日だからってショゲんなよ。昨日休んだんだから騒ごうぜっ!!」





「残念だけど、月曜だからって理由じゃないんだよねー」






あと、たとえ何曜日でも騒ぐ気持ちはない。






ぼーっとしながら食堂へ松坂と廊下を歩く。





沙月と話してからなんだかふわふわしていて、まるで今すらも夢のような気がする。






今日彼女に会うと思ったら少し胸が弾むけど、少しだけ怖いのも事実。






彼女を助けるとは言ったけど実際にどうやって助けるのか手段が分からない。





「はぁ…」





「アンニュイ…っ!アンニュイだよ鈴木!ため息ついてる鈴木すごい美少年だぞ!!」





「少し静かにしててくれる?松坂。」






アンニュイだったとしても今ので台無しってことに気づけ。