今夜、君に月をあげる。








ごくり、と喉が鳴ったのが分かる。




目の前で首を傾げながら微笑む美少女に、こんなこと聞いてもいいのだろうか。






「…沙月は、」




「うん?」





真っ直ぐな彼女の瞳が僕を捉える。




カラカラに口の中が乾いちゃっていたけど、もう引き返せない。







「……本当に死なないの?」