今夜、君に月をあげる。







「ふふふっ、…あれ、なんだっけ質問。あっ、なんで学校来ないか?それはねー難しいなー。…まあ正確に言うと行きたくても行けなかったから?」




「…なんで疑問形?」



「うーん、まあ、でも簡潔に言うとそうなるかなー。うん、そう。行けなかったから。それ以上でもそれ以下でもないかな。」




クスッと笑う彼女に何も言えなくなって、次の質問へ移ろうとすると彼女が楽しそうに回ったのが見えた。




「じゃあ今度は私!すずくんへの質問ターイム!」




「…え、僕も答えるの?」




「えっ、私だけ答えるの理不尽だと思わないの?ここは公平にいこうよ!私だってすずくんに聞きたいことたくさんあるんだから!」




たくさん…??



こんな平凡な僕に聞きたいことなんてあるんだろうか。




でも確かに僕ばっかり彼女に質問するのは不公平だと思って、彼女からの質問を待つ。




「えっとー、じゃあすずくんの誕生日はいつですか!あと星座と血液型も!」



「…それだけ?」



「始めはこれくらいで十分でしょー!!」




1人楽しそうな彼女に、腑に落ちないものがありながらも答える。




「…11月25日生まれ。射手座。A型。」



「ふうん、ちなみに私は5月生まれの双子座なので、相性は結構いい方だね!」



「…覚えてんの?」




「暇だったから自分の占いのページ結構覚えちゃったのー。」




ふふっと笑った彼女が「今度はすずくんの番。」と言う。