あ、でもいつ壊れてもおかしくないっていうのは僕達も一緒か。
さっき松坂もそんなこと言ってたし。
誰にでも与えられているけど、平凡な日常は誰にだって壊れる可能性はある。
…平凡な僕だけど、そう考えていくと平凡ってなんなんだろう。
平凡だけど、誰かの特別で。
特別だけど、誰かの平凡で。
「…んー、頭が壊れそう。」
「まあまあ、そんなに難しく深く考えるな。」
「松坂が良いこと言ったから無駄にしたくなくて。」
「待って、赤い実がはじけそう。」
「それは全力で阻止して。」
僕のセリフに豪快に肩を揺らした松坂に、ぐちゃぐちゃだった頭が収まってくる。
……まあ、難しいことはいいか。
とりあえずわかったのは、
僕の平凡はきっと、…悪いことじゃないってこと。


