今夜、君に月をあげる。









自分の平凡さに若干引きながら帰りの支度をし終わる。



…昨日は忘れ物したから今日は丁寧にチェックしたつもりだ。



よし、と気合を入れて帰ろうとした瞬間、横からガッと肩を組まれた。




「す、ず、きっー!!今日遊ばねえ!?」



「…なんでそんなテンション高いの松坂、朝高いから下がっていくかと思ったのに。」



「俺にローテンションなんて言葉は、ねえ!」




目をキラキラさせる松坂に心からため息をつく。




「俺今日サッカー部休みなんだよね〜、お前も帰宅部だから暇だろ!?」



「残念ながら僕には用事が」



「お前彼女もいねえんだし用事あるわけねえだろ、さあカラオケ行くぞ!!」



「お前は僕の意見を聞こうって気持ちはないの」