クーデレ君と微妙な関係

「やっぱりお前…大丈夫じゃねぇよな」


もう先生はどこかへ行ってしまった。


今頼れる人と言ったら、新ちゃんしかいない。


「大丈夫だよ、何とかなるって…」


「……強がってんのバレバレ」


ぎゅっと私を抱き締めて、耳元で囁く。


「そんなにオレって頼りない?」


くすぐったくて、体がどんどん熱くなっていく。


「そんなこと…ないけど」


もう、余計熱上がるって。


私を軽々と背負って、歩き出す。


「いいよ、重いし…」


「お前、ちゃんと食ってるのか?軽いぞ」


もうほとんど誰もいなくなった校舎、道路。


誰もいない、見られていないとわかっていながらも…。


「十波、お前熱い」